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ANTONIO SPECIAL designed by Tomoo Gokita

2000年代前半から中盤にかけて、神保町の片隅に突如出現した革新的プロレス/格闘技ストア「GREAT ANTONIO」。
ファスティングジュースや豆腐パンと言った流行を発信しつつも、五木田智央や井口弘史、ジェリー鵜飼(当時、全員20代)といったクリエイティブ最前線とのクロスオーバーは、一部格闘技ファンのみならずファッション、カルチャーを巻き込んだ巨大なうねりを起こしていた。


時は過ぎて2015年。
「埋もれさせるにはあまりにも眩しいGREAT ANTONIOTシャツの数々のリイシュー」というタコマフジからの提案を実質的GREAT ANTONIO代表、現ペールワンズ総帥にしてKAMINOGE編集長井上崇宏氏が快諾。
ただのリイシューではなく、新Tシャツレーベル「ANTONIO SPECIAL」として急遽旗揚げが決定。


中でも代表格となるのが、そのものズバリ「ANTONIO SPECIAL LOGO Tee」です。

 

商品ページはこちらです→https://mathematics.ocnk.net/product-list/395

 

 

 

MATHEMATICS(実店舗)では、スマートフォンでお支払いが可能な決済サービス「PayPay(ペイペイ)」を導入致しました。

 

 

 

 

「PayPay(ペイペイ)」とは スマホひとつでカンタン・おトクに支払ができるアプリ。

 

あらかじめ銀行口座からチャージした電子マネー(「PayPay残高」または「Yahoo!マネー」)による支払いと、

 

クレジットカード支払いの2種類から選択できるスマホ決済サービスです。

 

 

 

 

ERA.受注会

2019.5.02(木)ー5.06(月) at MATHEMATICS

 

仏デュプイ社のバブルカーフを使用したレザーアイテムを中心に展開するブランド、ERA.の受注会を開催しております。

5月2日はデザイナーも在店いたしますので、ぜひ足をお運びください。

 

 

 

 

4月27日(土)~5月6日(月)において弊社指定銀行が10連休となります。

期間中 通信販売をご利用いただく際、銀行振り込みをお選びいただいた場合
ご入金確認、配送の手配が5月7日以降となります。
ご不便をお掛け致しますがご注意、ご確認の程
どうぞよろしくお願い申し上げます。

※クレジットカードでの決済は可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GERNOT LINDNER & Lesca 受注会

2019.4.26(金)-4.30(火) at MATHEMATICS

2019.5.02(木)-5.06(月) at ROLLOT

 

ゴールデンウィーク前半をマスマティクスで、後半はロロに移動して開催いたします。

その場でご購入いただけるLescaのVintageも多数取り揃えておりますのでぜひ足をお運びください。

 

BERNARD ZINS(ベルナール・ザンス) というパンツブランドの名前を聞いて懐かしい、という人は40代より上の世代の方かもしれません。エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンなど錚々たる高級メゾンのOEMを始めとして、アルニス、オールド・イングランド、エミスフェールといった名店のパンツは決まって「ザンス」という時代がかつて存在しました。

この度、そんな優品パンツの代名詞であった「ザンス」のアーカイブコレクションから、スペシャルな逸品を復刻生産して皆様にお届けする事になりました。

 


きっかけは、十数年ぶりにヴァンドーム広場近くにある「ザンス」社のショールームを訪れた際に見付けた一本のパンツからでした。そのパンツにはなぜかCHESTER BARRIE(チェスター・バリー)のネームが縫い付けられ、明らかに「ザンス」社とは違う生産背景で仕立てられていました。
チェスター・バリーといえば、「着るロールス・ロイス」と称されるイギリスの高級紳士服ブランドですが、何故こんな物がここにあるのかを「ザンス」社代表のFRANK ZINS(フランク・ザンス)氏にお聞きしたところ、HEMISPHERES(エミスフェール)のサンプルであるとのお答えで、一瞬何のことやらと思いましたが、すぐに古い記憶がよみがえってきました。

 

 




時は1980年代、場所はパリのエトワール凱旋門近く、その店の品揃えはCHESTER BARRIE(チェスター・バリー)の重衣料に始まり、数十色にもわたる GLENMAC(グレンマック)のカシミヤ及びラムズウールのセーター類、JOHN LOBB(ジョン・ロブ)やALDEN(オールデン)のシューズコレクション、そしてもちろんBERNARD ZINS(ベルナール・ザンス)のパンツ、さらにはTONY LAMA(トニー・ラマ)のウエスタンブーツやORTEGA'S(オルテガ)のチマヨ柄ベストなどなど語りだせばキリがない、80年代当時としては世界中に比べる店が無い唯一無二の存在感を放っていました。


その店の名前は、HEMISPHERES(エミスフェール)、現代のセレクトショップの原石と言っても過言ではない、私が生涯リスペクトする稀代の名店ですと同行者のYさん。ちなみに、当時エミスフェールのディレクションを担当していたのは、現在パリのマレ地区や日本各地に店を構えるANATOMICA(アナトミカ)のPIERRE FOURNIER(ピエール・フルニエ)氏で、彼独自の審美眼は今も衰えを知りません。

 

 


今回見付けた不可解なパンツについて、フランク氏の思い出話を頼りにして私たちなりに導き出した答えは以下のようなものです。


80年代初頭のエミスフェールでは、パンツブランドとしてチェスター・バリーを採用していましたが、ある時期「ザンス」への変更を計画した際に、チェスター・バリー製のパンツを型見本として「ザンス」社に持ち込み、それを手本として「ザンス」社製のエミスフェールオリジナルパンツが誕生した...

 


メンズファッション史の遺産とも言えるパンツを目の前にして、私とYさんは興奮の冷めやらぬまま、是非このパンツを復刻したいとフランク氏に申し出たところ、彼の口からさらに驚くべき情報がもたらされました。

 

それは、このパンツを手本として「ザンス」社で80年代初頭に制作されたサンプルをこの場に用意しており、さらには気に入ったものがあれば復刻が可能であるというものでした。さっそくYさんと私は、フランク氏が倉庫の中から探し出した数型のサンプルを嬉々として試着し、二人で協議を重ねて選び出した最高の一本が今回復刻した型番H3(アッシュトロワ)です。

 

 


特徴的な小振りのヒップラインと、裾にかけて流れるような美しいシルエットが作り出す表情はまさにフレンチエレガンスの極みと言っても過言ではありません。

 

 

 


「ザンス」といえばインプリーツ、深めに折り込んだフレンチプリーツがフロントに立体感とアクセントを、腰回りには適度なゆとりを与えています。

 

 

 


フロントはクラシックなボタンフライ、着脱しやすいようにボタンホールが斜めにカットされています。細かいディテールまで一切手抜きの無い「ザンス」の最高品質へのこだわりは、40年近い時を経てもまったく揺るぎがありません。

 


ストリートウエア全盛期もひと段落してテーラード復権が叫ばれる2019春夏シーズン、私たちのプロジェクトによって復刻された名品パンツ ZINS H3(ザンスアッシュトロワ)、80年代再評価のレトロスペクティブな側面だけではなく、当時を知らない若い世代の人たちにも新鮮に感じていただけるはずです。「懐かしいけど新しい!」まさにこのパンツをあらわす一言です。

ZINS H3(ザンスアッシュトロワ)は、Yさんの店 kink sakaeと私の店 mathematicsの世界で二店舗のみの取り扱いとなります。